仕事用のパンツ、スラックスにシロセット加工(折り目が消えない)をやってみました。
今回、シロセット加工をやったのはクリーニング屋さんではなく、オーダースーツ屋さんの麻布テーラーで新しいスラックスを作ったとき。
新品のスラックスを仕立てて、そのスラックスにシロセット加工をやってもらいました。
お値段は追加料金1,000円(税別)のみ。
シロセット加工のスラックスを履いている感想は「非常に良い」です。
追加で1,000円を払うほどの価値があるのか半信半疑だったので、同時に2本作ったスラックスの1本だけシロセット加工にして使ってみました。
使用頻度は週1回から2回、期間は4ヶ月を超えていますが、シロセット加工のスラックスはいまだにビシッとした折り目が残っています。
この効果は思った以上。
これだけ効果があるのであれば、1,000円の加工代金は結構コスパが良い方ではないかと思うようになりました。
ネットでシロセット加工について調べると、シロセット加工というものは髪の毛にかける「パーマ」と同じ原理のようです。
生地に「パーマ」をかけて形状を記憶するので、汗や雨に濡れても簡単には折り目がとれないみたいです。
ズボンプレッサーでプレス処理しても汗や雨に濡れるとすぐに折り目が取れますが、シロセット加工は加工原理がそもそも違うので効果も全然違いました。
シロセット加工をしたパンツにはこんなタグが付いており、裏面には簡単にメンテナンス方法も書かれています。
着用後は普段通りに裾を上にして吊るしておくだけでOKです。
汗ばむ陽気の日、食事会の日、出張で2日連続履く日、いろんなシーンで使っていますが、想像していた以上に折り目がきっちりと残っています。
やっぱりビシッとした折り目のスラックスを履くと気分もとてもよいです。
それに、定期的なアイロン掛けからも解放されることがとても快適です。
4ヶ月以上着用してもまだまだ折れ目クッキリですが、もし効果が落ちても半年に1回、1,000円のシロセット加工をしても年間2,000円と考えるとかなりお安い加工オプションだと思います。
反対に、一緒のタイミングで購入したシロセット加工無しのスラックスは雨の日の着用1発で折れ目がフニャフニャになってしまいました。
その折り目を復活させるために、今まで通りに自宅でアイロン掛けをやりますが、シロセット加工のようなきれいでクッキリとした折り目にはなりませんし、自宅のアイロン掛けではまたすぐに折り目が消えてしまいます。
こんなモヤモヤしたスラックスの折れ目問題からスラックス1本1,000円で解放されると考えると、使っているスラックス全部をシロセット加工にしたいと思うくらいです。
高級スーツで折り目がぼやけているよりも、そこそこグレードのスーツでビシッと折れ目が付いている方が清潔感も出るので、トータル的なコスパもかなり良いと感じました。
シロセット加工をやってみる前にちょっと気になっていたことが、「生地感の悪影響」。
シロセット加工部分の生地が変にテカッってしまったり、生地が薄くなったりしないかと心配しましたが、そんな心配は不要で、ただ普通にビシッと折り目が付いているだけでしたので生地感への悪影響もなく安心しました。
パンツの折り目が消えない「シロセット加工」はやってみたらとっても快適、追加1,000円の価値は十分ありでした。