シンプルな細リブの靴下。
スーツ、ジャケパンに合わせて履いてみました。
ユニクロの靴下を仕事用に使うことが有りか、無しかで言うと、シンプルな色とデザインのものを選べば『有り』だと思います。
ビジネス用と表示されていない靴下でも、色を黒など地味なものを選び、リブも細リブ、デザインは極力無地を選べば、ぱっと見でユニクロとは分からないと思います。
ユニクロのアイテムで良い部分はやっぱりコスパ。
1足390円、3足まとめ買い1,000円くらいで買える安さは魅力的。
それでいて、お値段の割にしっかりとした作りで見た目も耐久性も悪くありません。
ただ、ユニクロ靴下の4倍くらいのお値段、1足1,500円以上の靴下を履いてきた経験と比較するとやっぱり劣る部分はあります。
ユニクロの靴下を仕事用で履いて、ちょっと気になった部分は2点。
- 履き心地
- 劣化
履き心地は、生地も分厚く、肌触りも滑らかではなくて、ゴワゴワします。
薄手で滑らかな上質ビジネスソックスと比較するとかなり違いが分かるくらいの、履き心地の悪さです。
上質なビジネスソックスと比較するとごわつきがはっきり分かりますが、最初からユニクロの靴下だけ履いていれば気にならないかも知れません。
あとは劣化の早さが気になります。
靴下の機能としては丈夫でそこそこ長持ちしますが、ビジネス用としてキレイな見た目での耐久性が低いと感じます。
特に気になる部分がつま先部分が白くなってしまうこと。
こんな感じで白く変色してしまいます。
簡単に穴が空いてしまう訳ではないのですが、つま先部分が擦れて白くなるので、靴を脱ぐシーンで何だか清潔感、信頼感的に嫌な感じです。
靴を絶対に脱がない、脱ぐ場面がないのであれば、全然気にならないとは思いますが、個人的にはとても気になります。
もう一点の劣化が気になる部分は靴下上部リブのほころび。
上部リブ部分もつま先の白さと同様に、そんなに見える部分ではありませんが、すぐに毛玉になったり、糸のほつれが出てくることがビジネスソックスとして使うにはとても気になります。
長めのスラックスを履く方なら、ほぼ見えることの無い部分ですが、細身のジャケパンを愛用していて、丈が短めのスラックスを履く方にはちょっと頼りない感じです。
ユニクロ靴下がビジネス用で使えるかどうかで言うと、『使える』と言う感想ですが、ビシッと信頼感のある快適な装いとしても問題が無いかと言うとちょっと『頼りない』と言う感じです。
1足1,500円以上するビジネスソックスも、ウールやコットンに化学繊維を混ぜて耐久性が高い商品もたくさん出回っているので、上質な装いを求める方はユニクロの靴下はおすすめ出来ません。
ちなみにブルックスブラザーズのウールブレンドソックス(税別1,600円くらい)を長年愛用していますが、全然履き心地と見た目の信頼感が違います。
かなり使い込んでいますが、ウールブレンドタイプですとつま先部分も、リブ部分も色褪せしないでキレイに長く履けます。
写真の見た目以上に、履いてみるとキレイな見た目を維持していて、しかも意外と丈夫です。
最近では店舗も多く、ネットで送料無料でも届けてくれて、バリエーションの多い靴下屋(タビオ)を使っていますが、クオリティも高くとても便利です。
履き心地や多少の見た目のほころび感を気にしない方、またはほころんだらすぐに買い替えて履きたいと考える方は1足390円のユニクロ靴下は十分なクオリティだと思います。
ただ、見た目と履き心地を気にする方、人と会うことの多い仕事の方などは1足1,500円くらいの靴下を選んだ方が結局はおすすめだと思いました。
スーツやジャケパンをオシャレにビシッと決めていても、チラッと見える靴下がだらしないと全体の信頼感としては台無しになります。
そう考えると1足1,500円程度の投資はお安いものかと。
靴下屋(タビオ)は色柄のバリエーションが多いので気に入った靴下が見つかると思います。