ビジネススーツを着用する普通の会社員。
クールビズなどのカジュアル化が当たり前になってきたからこそ、ちょっとフォーマルにネクタイを付けた方がオシャレだったり、防寒にも良かったりとネクタイ着用も悪くないかなと思ってきています。
1年を通してネクタイの着用回数が大きく減ったので、ワンシーズンで使い捨てになったとしても気にならない程度に安価、且つそこそこビジネスシーンで恥ずかしくないクオリティを求めてここ数年愛用していた「ユニクロ」。
確かに1本1,990円でシルク100%のネクタイはかなりコスパ良し、さすがのユニクロさんだと思います。
ユニクロのネクタイでも取り敢えず首に巻き付けておけばOKかと思ってしまった時期があったのですが、ビジネスシーンではより上席な立場にいる方々はやっぱり相手への敬意としてちゃんとした身だしなみに気を配っていることが多いです。
やっぱりビジネスマンとして相手に合わせて、相手に好感を持ってもらえるような身だしなみを意識した方が自分にとってより仕事が上手くいく、人間関係が良くなりやすい、信頼されやすいなどのメリットが多いと感じました。
1本何万円もする超高級なハイブランドネクタイまでやる必要はないと思いますが、ある程度の立場・年齢になったら最低でも1万円台くらいのネクタイは着用した方が良いと思います。
もっと細かく言うと、ユニクロのネクタイでも良いシーンと1万円くらいの上質なネクタイをするシーンはちゃんと分けて考えた方が良いです。
違いが分からない相手の場合はどちらのネクタイでも影響ありませんが、違いが分かる相手と接した時はユニクロでも1発で「安いネクタイ」と見透かされます。
せっかく自分がより成長するための上位者と関係を持つチャンスなのに、ネクタイ1本ケチるような価値観しか持っていないと無言でアピールしてしまうことはとても勿体無いことだと思います。
社会人3年目くらいの時に1本1,000円から2,000円くらいのネクタイを着用していて、1発でドン・キホーテらへんの安いネクタイをつけているだろ?って的中されたことがあります。
その方はハイブランド過ぎるギラギラ感も避けて、適度にビジネス感が上質な「ブルックスブラザーズ」のネクタイを愛用しており、その場でその方が着用している「ブルックスブラザーズ」のネクタイを頂きました。
その時はちょっとおじさん臭いから着用しにくいなと思っていましたが、身だしなみは「誰のためか?」と言う観点も大切だと歳を重ねてから気が付けるようになりました。
プライベートであればネクタイなんて付けても付けなくても良いですし、付けたとしてもどんなものでも構わないと思います。
ただ、ビジネス用としてネクタイを着用するのであれば、着用することだけに意味を感じず、「誰にどう思ってもらいたいか?」を考えて自己投資としてネクタイを選ぶことが大切です。
意識が高く、立場も高くなっている方は大抵このネクタイの違いをズバリ当てます。
ブルックスブラザーズのネクタイを付けているときは「良いネクタイを付けているね」と何人もの方々に言われたことがありますし、反対にユニクロのネクタイを付けている時は何も言われないけれど、チラチラとネクタイを見られていると感じたことが何回もあります。
写真の右と真ん中がユニクロ、左がブルックスブラザーズのネクタイです。
特に右のネクタイはペラペラで結び目も弱々しくなって、光沢感もやっぱりイマイチ、一番寂しい感じで見られます。
ユニクロの中でも真ん中の無地で折り目が厚手な濃紺タイプが一番ちゃんと見えるとは思いますが、それでもブルックスブラザーズのネクタイと比べると寂しい感じです。
そもそもユニクロのネクタイを選ぶ理由は「価格の安さ」ではないかと思います。
価格の面で言えば、ビジネスシーンもカジュアル化しているので毎日ネクタイ着用でない場合、シンプルで着回しが効くネクタイを3本も持っていれば十分着回しが出来ます。
また、ブルックスブラザーズも定期的にセールをやっていますので、実店舗だけではなく、ネットショップも合わせてチェックしてみると結構お得にゲット出来ます。
そして、ちゃんとしたネクタイはちゃんとクリーニングに出しておけば、意外と長くきれいに使えるのでコスパもそんなに悪くは無いです。
そもそものネクタイの選び方として、「何を求めるのか?」をしっかり考えておくと最適解が出ると思います。
ビジネスシーンで「好感を得る」、「信頼感を得る」、「ファッションを楽しむ」と言う観点を考えるとブルックスブラザーズのネクタイはとてもちょうど良いアイテムだと感じてユニクロのネクタイからしっかり戻りました。