普段は一般的なビジネススーツやジャケパンでお仕事。
そんなワイシャツを着るお仕事着のインナーとしてとっても快適で重宝するユニクロのインナー。
先ず全般的にですが、ユニクロインナーの何が良いかって、「お店がたくさんあっていつでも買い易い」、「お値段以上のクオリティでコスパ◎」、「耐久性抜群」、「純粋に使用感が快適」、「形・素材・色のバリエーションが多い」などなどです。
他の大手チェーン店でも類似のインナーは多数ありますが、デザイン・素材・細かい部分の安定感がイマイチないことと、バリエーションが少ないことから、やっぱりユニクロで十分足りるという結論です。
そんなユニクロのインナーも色々使ったけれど結局どれが良いのか?
個人的な長年の着用結果は下記の通りです。
- <エアリズム>
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・薄手で嵩張らない
・濡れても乾きが早い
・丈夫
・丈が長めでパンツにインし易い
- <ヒートテック>
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・薄手で嵩張らない
・濡れても乾きが早い
・丈夫
・丈が長めでパンツにインし易い
- <極暖>
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・少し厚手だがインナーとして着られる範囲で暖かい
・そこそこ乾きが早い
・コットン入りなので劣化は早め
・丈は長めではないので上半身を伸ばすとパンツインから出てくることもある
- <超極暖>
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・かなり厚手のため、ゆったりワイシャツのインナー専用
・そこそこ乾きは早い
・意外と耐久性は強い
・丈は長くないのでジャストサイズだとパンツインの安定感は無し
以上のように特徴は一長一短ですが、ビジネス用のワイシャツであればジャストサイズを選ぶことが多いので、仕事用インナーとしてワイシャツ、ジャケットを着用しても嵩張らない、多少の動きではパンツインから出てこない丈がある、絶対安定は春夏用の「エアリズム」、そして秋冬用の「ヒートテック」が無難で良いです。
ただ、秋冬でも体を動かすお仕事であったり、暖かい室内でお仕事をする場合、意外と汗をかくので1年中「エアリズム」を着用することもとても快適です。
今まで暖かい室内で仕事をすることが多かった私は春・夏・秋を「エアリズム」、冬だけ「ヒートテック」を着用してとても快適で対応調整がしやすくて良かったのですが、外回りもするような仕事のタイミングで真冬の「ヒートテック」では寒いと感じて「エアリズム」と「極暖」の2パターンで1年を乗り切るようになりました。
「エアリズム」と「ヒートテック」はサイズ感、着用感に大きな差がないのですが、「極暖」になると結構違うので「エアリズム」と「極暖」を比較してみました。
「超極暖」はそもそもビジネス用のワイシャツインナーとして厚さ的にも適していないので対象外です。
先ずは「エアリズム」。
春夏秋はこれで十分です。
とても薄い生地でワイシャツを上に着ても全然嵩張る感じがしません。
本当にエアーな着心地でサラッとしています。
ノーネクタイでもインナーシャツが見えない広めのVゾーンがビジネス用でもとても使い易いです。
Vゾーンがほつれないようにしっかりと縫われていますが、ワイシャツを着ても気になるような首周りの厚さ、ゴワツキはありません。
首周りを縫っていないタイプもありますが、個人的にはしっかりと縫われている定番のこのタイプが耐久性もあって好みです。
背中側から見ると床が透けるぐらいの生地の薄さ。
これだけ薄いにも関わらず形も崩れず、3年以上着用しても穴すら開きません。
恐るべしユニクロクオリティです。
エアリズムには綿が入っておらず、化学繊維のみで出来ているので機能性は抜群。
だからと言って着心地は綿に劣らない滑らかな肌触りと、サラッとヒヤッとした快適な着心地です。
化学繊維なので長年着用してもほとんど黄ばみも出ませんし、本当に丈夫、そして洗濯しても汗をかいても乾きが本当に早くて快適。
次は比較対象の「極暖」。
個人的にビジネスシャツの下に着用するインナーはワイシャツの着心地と見た目が損なわれにくい半袖、そしてVネックにこだわっているので、極暖もエアリズム同様の形を使用しています。
洗濯後の状態でも分かるように綿が入っているのでエアリズムよりはシワが寄っています。
着心地は綿特有の柔らかさとエアリズム、ヒートテックと比較するとしっかりした厚さから袖を通した瞬間にさりげなく暖かさを感じます。
首元をアップすると分かるのですが、裏地が若干毛羽立っていてとても暖かいです。
ヒートテックよりも厚手の生地ですが、この程度の生地の厚さにしてはしっかり暖かく感じるので真冬のインナーに重宝します。
ただ、エアリズムやヒートテックは3年使ってもほぼヨレませんが、極暖は綿が入っているため2年も使えば首周りがヨレてきます。
背中側から見た感じ。
首元を見るとエアリズムと比較して床のスケ具合がないです。
それだけ生地は厚めになっています。
生地の50%以上が綿のため、綿生地のインナーが好きな方には違和感なく着用できるあったかインナーです。
綿の他に50%弱を化学繊維で作っており、綿100%よりは耐久性も強く、ストレッチ性も高い着心地になっています。
エアリズムと極暖のサイズ比較。
重ねてみると着丈だけが違っている印象です。
エアリズムの方が丈がしっかりと長いので、パンツインした時の安定感がとても良いのですが、それに慣れると極暖のちょい短い丈のパンツインが少し心細く感じます。
生地感はこのくらい違います。
下のエアリズムがツルツルな生地なのに対して、上の極暖は綿特有の毛羽立ちがあって、とても背中周りが暖かく過ごせるインナーです。
素材・サイズタグの比較です。
チェストは全く同じサイズ。
ざっとこのようなエアリズムvs極暖、ビジネス用インナー比較ですが、結局のところ、初夏から秋までを「エアリズム」、冬から春先ごろまでを「ヒートテック」という以前のパターンに戻りました。
エアリズム&ヒートテックのパターンになぜ戻ったかと言うと、大きな理由は「生地の厚さ」です。
私の場合、スリムなワイシャツ、スーツを着用することが多いので、インナーの生地の厚さがとても気になってしまいました。
特に酒席が多かったり、食べ過ぎ飲み過ぎ、運動不足で体が少し太ってしまった時、このちょっとしたインナーの生地の厚さがとても不快に感じてしまったのです。
極薄生地のエアリズムの時にちょうど良かったワイシャツの着用感が、極暖にすることでピタピタ感が出てしまうことがとても気になってしまいました。
確かに極暖は暖かくて快適なインナーなのですが、気温が暖かい時期にエアリズムを着用していると「生地の厚さ」と「丈の短さ」に違和感を感じてしまいます。
ゆとりのあるワイシャツを着ている方であれば気にならない部分ですが、スリムタイプのシャツを着用する方は要注意です。
一年を通して同じ着用感で過ごしたければ、「エアリズム」+「ヒートテック」が良いと思います。
極暖も超極暖ももう少し丈が長ければ、カジュアルな私服用インナーとしてもう少し重宝しそうですが、ジャスト丈が良い方にはおすすめです。
サイズ感はエアリズム、ヒートテックは良く伸びるのでジャストサイズがベスト、極暖もそこそこ伸びるのでジャストサイズ、超極暖は少し伸びる程度なので好みに応じてジャストサイズ、またはワンサイズアップもありだと思います。