人とのコミュニケーションスキルを上げたい、他者の自己肯定感を少しでも高めたい、そう思って傾聴力を高めようと試みます。
意識してやってみようとすると、意外と難しい。
傾聴ってただ親身になってよく聞くだけでしょ?と思うのですがついついこちらが喋る番が増えてしまいがちです。
相手が話をしてくれているときは良いのですが、相手から質問された時の答えが長引くケースに気を付けなければいけません。
それはそれで良いとは思いますが、相手の話を聞く→相手が満足してくる→質問が来る→答える、この繰り返しをしているうちに自分自身が聴くことよりも伝えたい欲求に変わってしまいます。
ここが注意するポイント。
聴きたい→伝えたい、気が付けば自分のマインドがこう変わっている。

無理に相手が質問していることに対して答えを減らす必要はありませんが、『聴きたい』というマインドは常に維持していないと傾聴は出来ません。
『聴きたい』が中心にあって、もっと深く聴く為に必要に応じて伝える。
ではその『聴きたい』を維持するにはどうしたら良いか?
それは自分自身が完全に満たされている状態を常に作っておく必要があります。




スポーツ選手と同じで、最高のパフォーマンスをする為にコンディションを整えておくことが大切です。
やりたいことをやって、言いたいことを言って、不安は全て払拭して、常に自分が満足していると自分の欲求が満たされているので気持ちに余裕が出来ます。
余裕があると受け入れるスタンスが取れます。
先ずは自分のアウトプットを可能な限り腹の底までやって、スペースが空いて、インプットしたい自分を作る。
インプット欲求が出れば出る程に、聴いてあげたい→聴きたい、というマインドに変化します。
『聴いてあげたい』だとなかなか続きません。




だから『聴きたい』と素直に思える自分を作ることが傾聴力を高める第一歩。
『傾聴』は人を幸せにする効果があります。
傾聴力を高める為にはいきなり一生懸命に聴こうとするのでは無くて、聴きたい自分を作る努力をしましょう。
日々の筋トレと同じです。
我慢をし過ぎないで本音のアウトプット、そしてやりたいことはやってみる、そんなことが傾聴力を高めるスタートです。
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