『20歳の自分に読ませたい文章講義』古賀史健(星海社新書)を読みました。
読んだキッカケは文章が少しでも上手に書けるようになりたいと思ってネットを検索して見つけました。
著者は書くことを職業としている現役のフリーランスライター。
マニュアル的な書くことの本というよりは、実際に書くことを仕事として10年以上もやってきた著者の体験談です。
だからとても現実的に役に立つ内容になっています。
そもそも冒頭で、自分の「文章を上手く書けるようになる」では無くて、この本の第一目標は「話せるのに書けない!」を解消することと教えてくれます。
「話し言葉」と「書き言葉」は違うんですよと言うことを学べます。
「書く技術」は自分の一生の武器になる、ただ書けるようになるためだけでは無くて、書けるために結果として考え方も学べる良書です。
一度サッと読んで自己啓発的な使い方よりも、読んで、書いて、また読んで、また書いてと筋トレのように繰り返し読んで実行してみるのが良い本だと思いました。
デジタル、AIが進化するからこそ、人しか出来ない技術を磨くことはこらからの時代に益々必要なスキル、武器になるはずです。
マニュアル的な文章の書き方を学ぶ本とは違った、実践的な教科書なので、仕事でのメール、社内文章、そもそも仕事としてのライティング、またはブログの記事、色々な場面で役に立つ本です。
文章をもっと上手に書けるようになりたい、文章を書くことが好きだ、そんな方には特におすすめの一冊です。