93歳で母方の祖母が亡くなりました。
私は両親が共働きだったのでこの祖母に食事などたくさん世話をしてもらって育ちました。
幼少期の時間をたくさん一緒に過ごしてとても大好きな祖母です。
なぜ大好きか?
そう考えると一緒にいる、側に居てくれるととても安心するからだと思いました。
祖母といると心の底から安心出来るのです。
祖母はただただ優しい、そして今思うと自分の成長を待ってくれる安心感がありました。
それに優しいだけでは無く、しっかりとした信念を持ち、守ってくれる強さがありました。
この強さは生きる力全てにおいて持っており、弱いものを守る対人的な強さ、そして経済的に自立した強さ。
経済的な部分で言うと、祖父は普通の会社員で祖母は専業主婦でしたが祖母は色々と投資を行って経済力をつけたと聞いたことがあります。
本人は全く金銭的な欲や物欲が無くて、贅沢品を買っているところを見たことがありません。
しかし、祖父・叔父家族との大切な時間のための自宅建て替えや離婚して家に戻った私の母の生活費など、家族を守るために必要なことには大きく使います。
勿論、そこにはただ甘やかす、あげてしまうようなことでは無く、しっかりとした規律と信念があります。
そんな全てを『優しさ』で包み込み、全てを『強さ』で守って生きるような人でした。
そしてその全ての行動、生き方が『笑顔』なのです。
祖母のことを思い出すと『笑顔』以外の表情が見当たらないくらい常に『笑顔』の人でした。
笑顔でいつも『優しい』、時折見せる『強さ』も笑顔。
そんな祖母に私は『平和』への欲求を植え付けてもらえたのだと思います。
心の底から安心して幸せを感じるには『平和』であるべきだと。
そのためには常に笑顔で優しく、強く。
祖母が生涯で伝えた『平和』は確実に家族へ根付いて居ます。
祖母の子、私の母もとても平和な人です。
そして私もそんな人になりたいと思います。
私の心の底に『平和』をしっかりと植え付けてくれた祖母に感謝です。
今度は私が下の世代に伝える番です。
偉大なる祖母の器にはまだ程遠い自分ですが、目指すべき姿を見て来たので近付けるように心掛けることは出来ます。
いつも笑顔で優しく、強く平和でありたいと思います。
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